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平成28年度SGH実施報告

事業リスト


平成28年度愛知県立時習館高等学校
スーパーグローバルハイスクール課題研究発表会のご案内

参加される方は次の文書をご覧ください。

→関係文書(案内文書、1年課題研究発表内容一覧、2年課題研究成果発表内容一覧、参加申し込み用紙)


平成28年度 時習館SGH事業計画

Ⅰ カリキュラム開発(学校科目設定科目の開設)

※ SS&SG LTC…SS&SG ロジカルシンキング・コミュニケーション

※ SS&SG ESP…SS&SG English for Social Purposes


    

Ⅱ SGH事業実施日一覧

曜日内容曜日内容
526English Assembly Ⅰ1122SGH海外学習 – 国内研修⑨
612SGH発展学習 – 大学・企業訪問①128SGH発展学習 – 特別講座④
614SGH海外学習 – 国内研修①1213SGH海外学習 – 国内研修⑩
SGH海外研修参加生徒選考①1217SGH海外学習 – 国内研修⑪
English Assembly Ⅱ
72,3土日SGカルチャー
77SGH発展学習 – 特別講座①1220SGH海外学習 – 海外事前研修①
712SGH海外学習 – 国内研修②1227SGH海外学習 – 海外事前研修②
[SSH / SGH 合同研修]
科学三昧inあいち2016研究発表
88SGH発展学習 – 大学・企業訪問②
89SGH海外学習 – 国内研修③
915SGH発展学習 – 特別講座②115~21日~土SGH海外学習 – マレーシア研修
927SGH海外学習 – 国内研修④
105SGH海外学習 – 大学・企業訪問③117SGH海外学習 – 海外事前研修③
1014SGH海外研修参加生徒選考②119SGH海外学習 – 特別講座⑤
1018SGH海外学習 – 国内研修⑤124SGH海外学習 – 海外事前研修④
1020SGH発展学習 – 特別講座④131SGH海外学習 – 海外事前研修⑤
1020,21木金国際シンポジウム(各組2時間)27SGH海外学習 – 海外事前研修⑥
1025SGH海外学習 – 国内研修⑥214SGH海外学習 – 海外事前研修⑦
1028SGH海外研修参加生徒選考③228SGH海外学習 – 海外事前研修⑧
111SGH海外学習 – 国内研修⑦33SGH海外学習 – 海外事前研修⑨
113SGH海外学習 – 大学・企業訪問④3中旬 SGH海外学習 – 英国・ドイツ研修
1115SGH海外学習 – 国内研修⑧調整中SGH特別講演会②
1122SGH特別講演会① – 調整中

Ⅲ SGH事業別

1. 【SGH発展学習 – 大学・企業訪問】

目的大学や企業と連携し、グローバルな課題に対する理解を深め、課題研究テーマの設定や理解を深めると共に、国際舞台で活躍する者としての心構えや「論理的思考力」等を育成する。また、日本がグローバル社会で果たすべき役割・任務を探究する。
対象第1学年全員、第2学年グローバルコースのうち、希望者。定員は訪問先によりに異なる。

実施日 内容
6月 12日 (日) 中部電力:経済発展と環境を考える。
8月 8日 (月) 東京外国語大学:西アジアの歴史と文化、国際政治を考える。
10月 5日 (水) フォルクスワーゲン・ジャパン:
11月 3日 (木) 京都大学:日本・南アジアの歴史と文化、教育を考える。

2. 【SGH発展学習 – 国際機関等との連携 – 特別講座】

目的 外部講師による講話とディスカッションを通じて、課題研究テーマへの興味関心を喚起し、同テーマへの理解を深めるとともに、グローバル社会で果たすべき役割と責任を探究する。
対象 第1学年全員、第2学年グローバルコースのうち、希望者最大50名。

実施日 内容
7月 7日 (木) 国際問題へのアプローチ、ファクトの捉え方
9月 15日 (木) ジンバブエにおける音楽教育ボランティア ~日本の貢献・国際協力、経済発展・環境を考える~
10月 20日 (木) 豊橋市におけるグローバル化 ~日本の貢献・国際協力、経済発展・環境を考える~
12月 8日 (木) 調整中
1月 19日 (木) 調整中

3. 【SGH特別講演会】

目的 専門家や外部講師を招き、探究的な学習に対する意欲を喚起させ、課題研究テーマへの理解を深めると共に、グローバル社会で活躍できるリーダーマインドを醸成する。
対象 第1回:第1学年全員、第2回:第2学年グローバルコース生徒全員

実施日内容
11月 22日 (火) 調整中
調整中 調整中

4. 【SGカルチャー】

目的 日本の貴重な文化財を現地で直接に見聞することによって、広くアジア、ユーラシア大陸の文化が日本文化の基層になっていることを理解し、「世界の中の日本」を実感することで、課題研究テーマの設定や理解の深化の一助とする。
対象 第1学年全員、第2学年グローバルコースのうち、約40名。
実施日 7月2日(土)~7月3日(日)
内容 1日目:東寺、時雨殿、広隆寺、北野天満宮 2日目:三十三間堂・方広寺、耳塚、京都大学総合博物館(大学教員による講演)

5. 【SGH国際シンポジウム】

目的英独の姉妹校3校との連携で、課題研究テーマへの理解を深めると共に、国際舞台で活躍しようとする意欲や、そのための能力の育成を図る。
対象 第2学年グローバルコース全員、英独留学生
実施日 10月20日(木)、21日(金)のうち、各クラス2時間ずつ。
内容 姉妹校の生徒を交えて、課題研究テーマに基づいたグループワークを英語で実施した後、グローバルな共通課題を英語で議論し、提言をまとめる。実施にあたっては、学校設定科目「SG国際探究」及び「SS&SG ESPⅡ」との関連を図る。

6. 【SGH海外学習】

本事業全体の目的 国内研修と海外研修の2本立てで研修を実施する。国内研修では、「歴史と文化」をテーマとする課題研究への取組及び発表を通じて、また、海外研修では「共生社会と教育」、「経済発展と環境」、「国際政治と外交」、「日本の国際貢献・国際協力」に関連した事業を集中的に展開し、グローバルリーダーに必要な国際的素養を身につける。

【SGH海外学習 – 国内研修】

目的 課題研究への取組と発表、また、専門家や外部講師による段階的かつ集中的な講義と個別指導を通じて、問題を解決する能力や異文化を理解しようとする態度、情報を発信する能力等を育成する。
対象 第1学年全員、第2学年グローバルコースのうち、40名程度

実施日 時間 内容等

6月 14日(火)16:30~17:00
17:00~18:00
・オリエンテーション
・海外研修参加生徒選考(1)
7月 12日 (火) 16:30~18:00 ・English Assembly Ⅱに向けた課題研究 (1)
8月 9日 (火) 13:30~16:30 ・English Assembly Ⅱに向けた課題研究 (2)
9月 27日 (火) 16:30~18:00 ・10/18 トークセッションに向けた研修
10月 14日 (金) 14:00~18:00 ・海外研修参加生徒選考(2)
10月 18日 (火) 16:30~18:00 ・交換留学生及び引率教員のトークセッション
10月 25日 (火) 16:30~18:00 ・English Assembly Ⅱに向けた課題研究 (3)
10月 28日 (金) 16:30~18:00 ・海外研修参加生徒選考(3)
【11月上旬】海外研修(マレーシア)参加生徒 発表
・参加生徒は下⑦~⑪ の研修に加え、11月中旬から渡航まで別途事前研修を行う。
11月 1日 (火) 16:30~18:00 ・English Assembly Ⅱに向けた課題研究 (4)
11月 15日 (火) 16:30~18:00 ・English Assembly Ⅱに向けた課題研究 (5)
11月 22日 (火) 16:30~18:00 ・English Assembly Ⅱに向けた課題研究 (6)
12月 13日 (火) 16:30~18:00 ・English Assembly Ⅱに向けた課題研究 (7)
12月 17日 (土) 9:00~16:30 ・English Assembly Ⅱ(国内研修最終回)
午前:異文化理解に関する講演、ディスカッション
   午後:課題研究発表、まとめ

【SGH海外学習 – 海外研修】

目的 英国、ドイツにおける本校の姉妹校3校にて、また、マレーシアにおける豊橋科学技術大学マレーシア・ペナン校を拠点として、課題研究発表、ディスカッション等を実践し、また、国際企業や国際機関でワークショップ等を行う。これらの活動を通じて、国際的視野を確立し、グローバルリーダーとしての意識・責任感を発揚する。
対象 SGH海外学習国内研修参加者の内、海外派遣生徒として選考された生徒
補足 英国:8名 セント・ポールズ校及びセント・ポールズ女子校 (本校の姉妹校)
ドイツ:4名 オットー・フォン・タウベ・ギムナジウム (本校の姉妹校)
マレーシア :4名 豊橋技術科学大学マレーシア・ペナン校、テュンリン・ペナン校他

実施日 時間 内容等
以下①、②の研修は英国・ドイツ・マレーシア派遣生徒のみ
12月 20日 (火) 16:30~18:00 ・科学三昧inあいち2016に向けた発表練習
12月 27日 (火) 9:30~16:30 SSH/SGH合同研修
・あいち科学技術教育推進協議会
科学三昧inあいち2016 にて英語で発表
 1月 15日 (日) 出国 マレーシア研修
  1月 21日 (土) 帰国
以下③ ~ ⑨の研修は英国・ドイツ派遣生徒のみ
1月 17日 (火) 16:30~18:00 ・海外研修オリエンテーション
・姉妹校での発表に向けた課題研究 (1)
1月 24日 (火) 16:30~18:00 ・姉妹校での発表に向けた課題研究 (2)
1月 31日 (火) 16:30~18:00 ・姉妹校での発表に向けた課題研究 (3)
2月 7日 (火) 16:30~18:00 ・姉妹校での発表に向けた課題研究 (4)
2月 14日 (火) 16:30~18:00 ・姉妹校での発表に向けた課題研究 (5)
2月 28日 (火) 14:00~18:00 ・姉妹校での発表に向けた課題研究 (6)
3月 3日 (金) 15:30~18:00 ・姉妹校での発表に向けた課題研究 (7)
・海外研修直前指導
  3月 中旬  英国・ドイツ研修


時習館SSH・SGH 成果発表会

《日程》

平成28年 5月2日(月)

12:55~13:00  開会行事

(1) 校長挨拶

(2) 来賓紹介

筑波大学 生命領域学際研究センター 教授

小林  悟 氏

名古屋学芸大学 教職課程 教授  

林  誉樹 氏

豊橋技術科学大学 知識情報工学系 准教授

河合 和久 氏

愛知県教育委員会 高等学校教育課 指導主事

川手 文男 氏

13:05~14:05 基調講演「Space Debris(宇宙開発を妨げる宇宙ゴミ)」

講師  アストロスケール社 山崎康教 氏

(株)オーエスジー 大沢二朗 氏

14:15~14:25  H27時習館SSH・SGHについて

本校教諭奥慎伍がパワーポイントで説明

14:25~15:40 生徒発表

SSH事業



(1) SS技術科学(豊橋技術科学大学実験実習講座)

※豊橋技術科学大学と連携し2年生全員対象に実施した講座

優秀班が発表 「トライボロジーの世界を体験しよう」

(2) SS発展学習

※東京工業大学にて研究を体験した生徒の代表者が成果を発表

(3) 海洋環境探究講座

※名古屋大学大学院理学研究所付属臨海実験所でのウニの観察報告

 実習船「愛知丸」での実習報告

(4) SSグローバル

※概要報告

英語プレゼンテーション(SSH化学部) "Smell × Smell = ??"

昨年度英国研修において、ラグビー校で発表した内容を英語で報告

SGH事業



(5) SGアジア探究

※優秀班が課題研究成果発表

テーマ「他国の人の住みやすい環境を作るため、日本の公用語は英語にすべきである」

(6) SGカルチャー

※京都、横浜での現地学習の報告

(7) SGH発展学習

※概要報告  企業(デンソー等)との連携、国際関係機関(JICA等)との連携

京都大学・立命館大学での講義とフィールドワークの報告

(8) SGH海外学習

※昨年度の英国・ドイツ研修の報告

姉妹校での課題研究成果の発表

グローバル企業(BBC放送局[英国]、MAN社[ドイツ]等)訪問とワークショップ

国際関係機関(在ミュンヘン日本国領事館)との連携

15:40~15:50 講評

名古屋学芸大学 教職課程 教授          林  誉樹 氏

15:50~15:55 閉会

《生徒感想抜粋》

基調講演「Space Debris」


・宇宙のごみなど自分にあまり関係なく、身近に思わなかったことに気づき、考えて興味を持つことができるようになり、自分の世界が広がったように思います。


・基調講演では、今まで無関心だったことを聞いて、宇宙のごみを減らすために様々な努力をしていることがわかりました。


・英語のプレゼンテーションがすごかったです。多くのことを学んでいる先輩方を見て、海外でも通用するグローバルな人材になれるように頑張りたいです。



・今日の発表を聞いて英語の重要性がとても伝わってきました。海外で活躍するのにも留学するのにもやはり英語を通してコミュニケーションを図れるのは強みだと思いました。



・アジア圏だけでなく、世界における日本の立場を理解することができた。時習館の恵まれた環境での学習を無駄にしないように努力していきたい。


SSグローバル 発表


・SSH・SGHの活動を通して、グローバルな視点を持ち、英語を自由に使い、海外に日本の良さや自分たちの研究を発信していきたいと思います。



・課題研究のあとにはそれを周りの人に説明する必要があり、研究を国内だけでなく、海外の人にも発信できるように発表する技術を身につけていき たいと思った。



・発表を聞いて時習館高校は国際交流が盛んだと思いました。グローバルな人材を育てる学校なので、私もグローバルに活躍できるように色々なことに挑戦していきたいです。


SSアジア探究 発表

SGH海外学習 発表



English Assembly I 

1 実施の目的

SGH学校設定科目「ESP II(English for Social Purposes II)」では、2年生生徒を対象に、英語による問題発見・解決をめざしたコミュニケーション能力や、英語による説得力のあるプレゼンテーション能力、異文化理解力の育成を目指し、カリキュラム開発を展開している。

この事業はグローバルコースの生徒を対象に、コミュニケーション能力及び異文化理解力の向上のため、日本とは異なる文化圏(英語圏に限定しない)での生活経験のある人々と、文化的なトピックについての意見交換を英語で行うもので、その成果を、課題研究に生かすことが期待できる。

2 実施日と場所

平成28年5月26日(木) 第4時限、第5時限  於:本校教育工学棟教室

3 実施の概要と成果

昼食を挟んだ第4時限と第5時限で実施し、トピックを「学校生活におけるグループワーク」として、意見交換した。これは、生徒の身近な範囲にある文化的差異に着目させることを主眼に置いたばかりでなく、2年生になり、学校設定科目「SG国際探究」での課題研究や、今年度実施を予定している「日英独高校生による国際シンポジウム」(以下、「シンポジウム」)において、昨年度に引き続き、グループワークを行うことを見据えたものでもあった。以下、当日の流れを示す。

第4時限(11:40~12:30)

 

(1) グループ編成

 

・男女混合の3~4人の班を作り、東国大学附属女子高等学校の生徒50人(以下、韓国生徒)を1班に1人入れた。

 

(2) 韓国生徒による学校紹介プレゼンテーション:約15分

 

(3) 本校教員からの全体説明

 

(4) 各班で自己紹介とスモールトーク:5分程度

 

(5) 活動①:8分程度

 

・各自の学校生活におけるグループワークの経験を、グループ内で話し、日韓の共通点や相違点を探った。

(6) 活動②:12分程度

・活動①の議論を生かして、学校生活におけるグループワークの利点と欠点を話し合った。

(7) 全体発表:10分程度

・グループの代表者が、活動の中で行われた議論の内容を発表し、教室内の黒板もしくはホワイトボードに、利点と欠点を書き出した。生徒は自分のワークシートに、他のグループのアイデアも書くように伝えた。

第5時限(13:10~14:00)

(1) グループ編成

・第4時限とは別の韓国生徒を各グループに迎えた。

(2) 各班で自己紹介とスモールトーク:5分程度

(3) 活動③:20分程度

・第4時限に各グループで話し合われた利点と欠点について、新たにグループに加わった韓国生徒と共有した。

・その後、本題である “What makes successful group work in schools?” という質問に対する回答について、各グループで話し合った。

(4) 全体発表:10分程度

・グループの代表者が活動③の質問への回答を発表し、教室内の黒板もしくはホワイトボードに、回答を整理、比較しながら記入した。

(5) ワークシートの記入、まとめ

<本校の参加生徒感想>

・韓国の生徒と意見を交わすことで、まとめたことや自分の考え以外のこともたくさん出てきて面白かった。英語で表現するのに困ったこともあったが、韓国の子たちもそれは同じなので、まずは積極的に自分の考えを伝えることが大切なのだと改めて思った。

・できるだけ噛み砕いた表現で英語に変換したり、ジェスチャーや具体的な例を示したりするなど、様々な方法で相手に意見を伝えることができた。昨年ESPで学んだことが生かせていると思った。もっとフリートークの時間があったら、仲良くなって、より活発な話し合いができたと思う。10月のシンポジウムも楽しみだ。

・日本と韓国でグループワークの内容は違っても、グループで成功するための考え方は同じなのだなあと思った。今回、グループワークについて多くの意見を聞く中で、大切なのは他人任せにしないことだと思ったので、積極的に活動に参加していきたい。

<韓国生徒の参加生徒感想(英語で書いたものを日本語訳した)>

・日本人生徒とディスカッションができ、とても新鮮であった。私たちの学校ではディスカッションをする機会はほとんどないが、時習館では多くの機会があるようで素晴らしい。皆英語が上手に話せるわけではなく、ディスカッションは難しかったが、言語の障壁があっても皆、意思の疎通を図ろうとしていたので、楽しく、印象に残る機会となった。

・自分の意見とは異なる意見と同じ意見の両方を聞くことができ、印象に残る授業だった。このグループワークを通して、話を理解してもらう方法、聞き取ることの大切さ、そして真なるグループワークとは何か、といった多くのことを学ぶことができた。



SGH発展学習(企業との連携)
~「経済発展と環境」を考える~

  

1 目 的

㈱中部電力川越火力発電所の訪問や、四日市公害訴訟の原告の講話を聴くことで、エネルギー・地球環境問題への興味・関心を喚起し、課題研究テーマの理解の深化につなげる。

2 実 践

(1) 方 法

実施日 平成28年6月12日(日)

場 所 ㈱中部電力川越火力発電所及び塩浜地区磯津海岸

(2) 内 容

㈱中部電力川越火力発電所を訪問し、川越電力館副館長の稲見正道氏から、中部電力の事業説明と環境に対する取組みについての説明をいただいた。その後、発電所の3・4号系列の中央制御室と3号系列のタービン建屋を見学した。塩浜地区磯津海岸では、四日市公害訴訟の原告の野田之一氏から、当時の四日市コンビナートの様子や、公害発生による生活の変化、四日市公害裁判についてのお話をいただいた。



㈱中部電力の事業説明

タービン建屋の見学

野田氏の講話

(3) 成 果

① アンケート結果(抜粋)

㈱中部電力を訪問して、環境やエネルギー問題に対する意欲や関心は高まりましたか。

ア 大いに高まった。 71.4%  イ 以前と比較すれば、多少は高まった。 28.6%

ウ 以前と比較して、大差はない。 0%


野田氏の講話を聴いて、公害や環境に対する意欲や関心は高まりましたか。

ア 大いに高まった。 85.7%  イ 以前と比較すれば、多少は高まった。 14.3%

ウ 以前と比較して、大差はない。 0%


② 参加生徒感想(抜粋)

・日本の電力自給率が約6%ということにとても驚いた。スイッチを押せばつく電気が輸入したものだという意識は今までなかった。日本の電力を外国の人たちが支えているのを知り、これからは電気の無駄遣いはしないように心掛けたい。

・公害は環境だけでなく、人の心や人生までも変えてしまうことがわかった。同じことを繰り返さないことが野田さんの努力を無駄にしないことだと感じた。そのためにも、環境に対する意識を変え、自分の身の回りからできることをやっていきたい。

・環境と公害への考えが身近に感じることができた。もし当時に私がいたら、やはり企業を歓迎していただろうと思った。教科書には全く書かれていない体験者からみた公害についての気持ちを理解できたことに感動した。この気持ちを、次は自分が後世に伝えていきたい。

・「なぜ経済発展のために産業を拡大すると、公害が発生することに気づかないのか。」と思っていたが、当時の人からすれば、経済発展こそが最優先事項であって大きな希望だったから、そんな言い方をするのは間違っていると思った。今中国で発生している大気汚染などの問題に対して、公害を経験した日本の教訓を生かせないかを考えていきたい。



 

SGカルチャー

1 目 的

歴史の授業の中で学んだ寺社仏閣や国語(古典)で学んだ文学史上の史跡を直接に見聞することにより、課題研究テーマの設定(1年生)や理解(2年生)の深化につなげる。また、研究者の講演を聴くことにより、課題研究についての研究・発表の様式を理解し、さらに、フィールドワークのまとめとして、地理上の背景をつかませ、研修のまとめの一助とする。

2 実 践

(1) 実施日

平成28年7月2日(土)、3日(日)

(2) 内 容

京都の文化遺産(東寺・広隆寺・時雨殿・北野天満宮・三十三間堂(蓮華王院)・方広寺・耳塚・豊国神社)を見学した。また、京都大学総合博物館にて京都大学文学部・助教網島聖氏の講演を受けた。

時雨殿百人一首の展示見学

北野天満宮の拝観

網島氏の講演

(3) 成 果

① アンケート結果(抜粋)

ア 今回の研修は大変有意義だった。       97.3%

どちらといえば有意義だった。        2.7%

イ 今回の研修で日本文化に対する知識・理解は深まった。       81.0%

どちらといえば深まった。       19.0%

② 参加生徒感想(抜粋)

・多くの重要文化財である仏像や建物を生で見ることができ、圧倒された。実際のものを見ると、写真とはまた違う空気を感じ取ることができ、文化財の貴重さがわかり、これからも大切に保存するべきものだと強く感じた。

・京都大学総合博物館の講演では、京都と水との関係についてのお話をいただいた。歴史に基づいて、時代をたどりながらの説明は、大変勉強になった。課題研究の発表の仕方の参考にしていきたい。

・京都は外国人が多く、観光地でスタッフの人が英語で対応しているのを見て、英語で話し、説明する必要性を感じた。英語は海外へ行くときだけに使うものではないことは強く感じ、課題研究の英語発表に向けて、より一層努力しようと思った。

・観光の町でもある京都を見ることで、海外から見た日本や、海外に発信する手段として、京都の食事や京都の人と触れ合うことができ、衣食住の文化が同じ日本にいても違うことがよくわかった。文化の違いをどのように外国人に伝えるか、伝えられるかをよく考えていきたい。

・時雨殿では、人形やパネルで説明がわかりやすく、平安時代の世界を実地で体験することができ、十二単衣の重い着物を身につける着付け体験もした。百人一首大会などを小学生のときに体験したが、ただ覚えているだけだったが、今回の研修でいっそう深く知ることができた。日本の文化を海外だけでなく、次の世代にも伝えていく必要性を感じ、そのような視点からも課題研究を進めていきたい。



    

SGH発展学習(国際関係機関との連携)
~日本の国際貢献・国際理解を考える~

1 目 的

木曜日の授業後を利用して、本校に招いた講師の話を聞きながら、自由にディスカッションすることで、課題研究テーマへの興味・関心を喚起し、課題研究テーマの適切な設定や理解を深めるとともに、グローバル社会で果たすべき役割と責任を探究する。

2 実 践

(1) 方 法

実施日 平成28年7月7日(木)


講 師 石田純哉氏

現在、特定非営利活動法人ル・スリール・ジャポン理事長・事業責任者。


青年海外協力隊(ガーナ・村落開発普及員)への参加を経て、2011 年からケニアで活動する日本の NPO で勤務し、2013 年からはケニア北部で JICA(国際協力機構)が実施するプロジェクトに従事。2015 年 5 月 1日に特定非営利活動法人ル・スリール・ジャポンを立ち上げ、西アフリカのフランス語の国、ブルキナファソで“学びの場の環境向上、構築”に取り組んでいる。

講演内容 「アフリカにおける教育活動」

(2) 内 容

前半は、アフリカの人々の生活の様子や小中学校の様子、開発途上国の定義や支援の必要性について、様々な写真やデータを示しながらお話をしていただいた。後半は、アジア・アフリカのある国の統計データをもとに、「自分ならばこれから解決する、この状況が深刻だ」という項目の優先順位を考えるワークショップを行った、自分の考えをもとにグループで議論し、その成果を発表した。

(3) 成 果

① アンケート結果(抜粋)

アフリカの教育活動について理解できましたか。

ア よく理解できた。 41.9%

イ 理解できた。 51.6%

ウ あまり理解できなかった。 6.5%

国際協力・支援活動に対する意欲や関心は高まりましたか。

ア 大いに高まった。 61.3%

イ 多少は高まった。 38.7%

ウ あまり変わらない、低くなった。 0%


② 参加生徒感想(抜粋)

・アフリカの子どもたちは「学校に行きたくても行けない」と思っていたが、「行く必要がない」と考えている人もいることに驚いた。教育そのものが重要視されていないことを知り、教育の大切さを伝える必要があると感じた。

・ワークショップを通して、相手の意見を聞くことの大切さを学んだ。海外に出た際に自分の主張を押し通すのではなく、現地の人々の意見をしっかり聞くようにしたい。

・日本は島国で安全ということもあり、今まで国際協力に対してどこか他人事のように思っていたが、日本は食料や資源など海外からの恩恵を多く受けていることを改めて考え、国際協力を積極的にするべきだと感じた。自分にも何かできることはないか考え、進んで行動していきたい。

・途上国への支援でも、日本が行っている支援が現地のニーズに合っているのかを考えることが大切だと気づいた。まだまだ知らないことが多いので、いろいろと調べて何を途上国が必要としているのかを考えていきたい。



SGH発展学習(国内大学との連携)
 ~「西アジアの歴史・文化、国際政治」を考える~

1 目 的

大学で講義を受け、現地フィールドワークを行うことで、課題研究テーマへの興味・関心を喚起し、課題研究テーマの適切な設定と理解の深化につなげる。

2 実 践

(1)方 法

実施日  平成28年8月8日(月)

場 所  東京外国語大学及び東京ジャーミイ・トルコ文化センター

(2)内 容

東京外国語大学を訪問し、総合国際学研究院教授の青山弘之氏から、「『逆立ちしたイスラーム原理主義』が妨げる中東理解」という題目で御講義をいただいた。その後、戦略支援室長の山口氏の案内により、図書館などのキャンパス施設を見学した。東京ジャーミイ・トルコ文化センターでは、所員の方からイスラームの信仰や生活についての説明を受けた後、実際の礼拝の様子やモスク内部を見学した。

青山氏の講義

大学図書館の見学

モスクの見学


(3)成 果

① アンケート結果(抜粋)

青山氏の講義を受け、西アジアの政治・社会問題に対する意欲や関心は高まりましたか。

ア 大いに高まった。           68.0%

イ 以前と比較すれば、多少は高まった。  32.0%

ウ 以前と比較して、大差はない。       0%

東京ジャーミイを訪問し、イスラームの歴史・文化に対する意欲や関心は高まりましたか。

ア 大いに高まった。           74.0%

イ 以前と比較すれば、多少は高まった。  26.0%

ウ 以前と比較して、大差はない。       0%

② 参加生徒感想(抜粋)

・時習館では、外国の方と関わる機会が多いので、「背教宣言」とか、相手を思いやって言ったことが、不愉快にさせてしまうことがあるとわかったので、自分が知っていることが本当に正しいのか、きちんと調べて見直していきたい。

・大学での講義で、「自分の価値観からアプローチする」という言葉が印象に残った。課題研究を進める中で、外国について調べることがあるので、その際に外国のこととして完全に切り離して見ずに、自分の価値観で判断して考えていこうと思う。

・「イスラーム = 断食、豚肉を食べられない」とか思っていたが、それが偏見であることに気づかされた。テロ事件があってからイスラーム教に対して良くない固定観念を持っていたけれども、そうではないことがわかった。イスラーム教に対して誤った捉え方をしている人がいたら、「違う」ということを言ってあげたいと思う。

・今起きているイスラーム過激派の問題などにどう対応していくかなど、国際的な課題を考えるためには、英語力以外にも必要なことがあることを学んだ。もっと異国の文化に目を向け、理解を深めていきたい。

・モスクは想像以上に美しかった。イスラーム教徒がどれほど信仰を大切にし、熱心になっているかを感じることができた。これから異文化の人と接するときは、日本と比較した相手国の文化の良さを見ていきたい。



SGH発展学習(国際関係機関との連携)
 ~日本の交際貢献・国際理解を考える~

1 目 的

  木曜日の授業後を利用して、本校に招いた講師の話を聞きながら、自由にディスカッションすることで、課題研究テーマへの興味・関心を喚起し、課題研究テーマの適切な設定や理解を深めるとともに、グローバル社会で果たすべき役割と責任を探究する。

2 実 践

(1)方 法

実施日  平成28年9月15日(木)

講 師  倉坪久美氏

2005年から2007年の2年間、青年海外協力隊員として、ジンバブエにて音楽教師として活動。現在はJICA中部の市民参加協力課に在籍し、主に訪問プログラムの受け入れを担当。なごや地球ひろばにて、JICAの活動についての紹介、体験談やワークショップを実施している。

講演内容 「ジンバブエにおける音楽教師ボランティア活動」

(2)内 容

  前半は、ジンバブエの人々の生活や協力隊員としての活動を、様々な写真からその様子についてお話をしていただいた。後半は、途上国に対してどのような支援が必要かを、給水・道路・農業などの具体的なプロジェクトから最優先事項を考えるワークショップを行い、自分の考えをもとにグループで議論し、その成果を発表した。

(3)成 果

① アンケート結果(抜粋)

ジンバブエの音楽教師ボランティア教育活動について理解できましたか。

ア よく理解できた。            50.0%

イ 理解できた。              33.3%

ウ あまり理解できなかった。         16.6%

国際協力・支援活動に対する意欲や関心は高まりましたか。

ア 大いに高まった。            76.7%

イ 多少は高まった。            23.3%

ウ あまり変わらない、低くなった。       0%


② 参加生徒感想(抜粋)

・ジンバブエの学校(大学)は、18歳~50歳代までの幅広い年代の人々が様々な理由で通っていることに驚いた。現地のニーズを知り、共に学ぶ気持ちが必要だと感じた。

・日本人の宗教観が薄いことが、宗教的対立を招かないという利点になることに気づくことができた。日本人だからこそ貢献できることもあると知り、自分にできることしっかりとやっていきたい。

・海外で協力活動するには英語が話せないといけないと思っていたけれど、そうではないことを知った。身近な生活の中でも、様々な考え方の違いなどで衝突せずに受け入れて、「ベター」な答えを導き出せるようにしたい。

・ワークショップを行い、一つの協力活動をするにも、様々なことが(ボランティア、現地の人の理解など)が必要だと気づいた。プロジェクト案で、現地の人が参加してくれないことを考えていなかったので、まずは現地の人との信頼関係を作ることが大切だと思った。

・国際貢献がただ貧しい人を救うのではなく、やり方を考えながらお互いに思い、取り組むことだと理解した。「支援してあげている」という上から目線ではなく、共に活動しようという気持ちを大切にしていきたい。



SGH発展学習(企業との連携)
 ~国際経済、日本の経済発展を考える~

1 目 的

フォルクスワーゲングループジャパン㈱を訪問し、インポートセンターの施設見学やワークショップを実施することにより、グローバルな課題への興味・関心を喚起し、課題研究テーマの適切な設定と理解の深化につなげる。

2 実 践

 

(1)方 法

  

実施日  平成28年10月5日(水)

  

場 所  フォルクスワーゲングループジャパン㈱ 豊橋本社

(2)内 容

   

フォルクスワーゲングループジャパン㈱を訪問し、テクニカルサービス部長のハイコ ラツニ氏から英語による会社概要の説明をいただいた。その後、テクニカルサービスセンターをはじめとしたインポート施設を見学した。午後からは「CS(顧客満足)を向上させるために何をすればいいか?」というテーマでワークショップを行い、各自で出したアイデアをもとに、グループで意見交換し、その成果を発表しあった。

会社概要の説明

グループでの意見交換

成果の発表

         ↑ ワークショップの様子 ↑

(3)成 果

① アンケート結果(抜粋)

インポートセンターを見学して、国際経済に対する意欲や関心は高まりましたか。

ア 大いに高まった。           70.6%

イ 以前と比較すれば、多少は高まった。  29.4%

ウ 以前と比較して、大差はない。       0%

ワークショップを通じて、課題に対する問題発見力や解決力は向上しましたか。

ア 大いに向上した。           47.1%

イ 以前と比較すれば、多少は向上した。  52.9%

ウ 以前と比較して、大差はない。       0%

② 参加生徒感想(抜粋)

・最近は様々なものが機械化されているけれど、多くの人によって支えられているものだと感じた。人による点検も行い、機械に頼らずに品質を上げて良いものを作ろうと熱意を感じた。良いもの作り続けることで、社会に貢献している印象を受けた。

・輸入された車が厳しい点検を受けてから消費者に届くことと、それが全て管理されていることに驚いた。データ管理していてパーツの在庫などを把握できていることが、消費者を待たせないようにという対応に繋がっていることがわかった。

・ワークショップでは、たくさんの意見が出て面白かった。自分一人では全く浮かばなかった考えもあり、グループの人たちと意見を共有することで、自分の視野が広がった。

・独自にやっていることはなく、ほとんどの会社も同じことをやっているという話がとても印象に残った。そのなかで他社と差をつけてシェアを伸ばすことは難しいことだと思った。

・グローバル企業では外国の方もたくさんいて、これからさらにグローバル化していく中で、英語力とコミュニケーション能力、問題発見

・解決力は本当に大切だと感じた。これから課題研究や英語の授業を通じて身につけていきたい。



SGH発展学習(企業との連携)
 ~日本の経済発展・国際貢献を考える~

1 目 的

木曜日の授業後を利用して、本校に招いた講師の話を聞きながら、自由にディスカッションすることで、課題研究テーマへの興味・関心を喚起し、課題研究テーマの適切な設定や理解を深めるとともに、グローバル社会で果たすべき役割と責任を探究する。

2 実 践

(1)方 法

実施日  平成28年10月20日(木)

講 師  井川 剛氏  ビジネスサポートセンター 経営革新サポートチーム

講演内容 「豊橋市内におけるグローバル化」

(2)内 容

 商工会議所の使命(ミッション)についての話に始まり、豊橋市・東三河地域の産業の様子から、地域のグローバル化の現状について、様々な統計データを用いてお話をいただいた。将来更にグローバル化が進行する中で、企業が求める人材についてのお話もいただき、講演後の意見交換の場では、参加生徒から多くの質問や意見が寄せられ、活発な議論がなされた。

(3)成 果

① アンケート結果(抜粋)

地域のグローバル化の現状について理解できましたか。

ア よく理解できた。            43.5%

イ 理解できた。              56.5%

ウ あまり理解できなかった。          0%

国際・グローバルに対する意欲や関心は高まりましたか。

ア 大いに高まった。            42.2%

イ 多少は高まった。            53.3%

ウ あまり変わらない、低くなった。      4.4%

② 参加生徒感想(抜粋)

 ・豊橋市が鳥取県やエストニア、アイスランドと同等の経済規模であることに驚いた。豊橋に住んでいながら地元で活躍している企業を知らなかったので、地元についてもっと知り、海外に目を向けながらも、地元の良さを理解し行動できる人になりたい。

・企業のグローバル化は海外進出だけでなく、外国人実習生を受け入れるなど様々な方法があることを知り、それは多文化理解のきっかけになると思った。英語力はもちろん大切だと思うが、文化などの多様性を身に付けることも大切だと思った。

・グローバル化は身近な所で起こっていることだからその環境で生きていくためには自分の強い志を持つことが大切だと思った。失敗を恐れずに熱意を持って様々なことに挑戦していきたい。

・「グローカル」という言葉を初めて聞いた。グローバルについて考える機会はたくさんあったが、ローカルについての視点を忘れていた。これからそのような視点を忘れないようにしていき、課題研究に生かしていきたい。

・豊橋の産業には世界に誇れる素晴らしいものがたくさんあることを知った。地元に恩返しができるように、少しでも関わりのある企業に勤めたいと思った。




SGH発展学習(国内大学との連携)
 ~日本、南アジアの歴史と文化、教育を考える~

1 目 的

大学で講義を受け、現地フィールドワークを行うことで、課題研究テーマへの興味・関心を喚起し、課題研究テーマの適切な設定と理解の深化につなげる。

2 実 践

(1)方 法

実施日  平成28年11月3日(木)

場 所  京都大学及び京都市学校歴史博物館

(2)内 容

京都大学を訪問し、京都大学高大連携事業の学びコーディネーターによるオープン授業を利用して、大学院教育学研究科の門松愛氏から、「幼児教育にみえる文化の多様性」という題目で御講義をいただいた。質疑応答の場では、教育や比較文化に関する活発な意見交換がなされた。京都市学校歴史博物館では、学芸員の方から京都の教育の歴史や、企画展示「教材としての昔話」の概要説明を受けた後、展示品等を見学した。

門松氏の講義

学芸員による説明

展示品の見学

(3)成 果

① アンケート結果(抜粋)

門松氏の講義を受けて、南アジアの教育や比較文化に対する意欲や関心は高まりましたか。

ア 大いに高まった。            77.5%

イ 以前と比較すれば、多少は高まった。   22.5%

ウ 以前と比較して、大差はない。        0%

京都市学校歴史博物館を訪問して、日本の教育や昔話に対する意欲や関心は高まりましたか。

ア 大いに高まった。            47.5%

イ 以前と比較すれば、多少は高まった。   55.0%

ウ 以前と比較して、大差はない。       2.5%


② 参加生徒感想(抜粋)

・今まで受けてきた教育に何の疑問も持たなかったが、バングラデシュと比較することでその良し悪しに気づくことができた。貧困国といわれる国の教育制度をもっと調べていきたいと思った。また、幼小接続の問題は解決していく必要があると強く感じた。

・「良い幼児教育」はその国の文化によって異なり、価値観や社会状況の違いから生じるものだとわかった。違いを比較するだけでなく、なぜそのような違いがあるのかを考えることが大切なことを学び、課題研究では常に疑問を持ってその背景には何があるのかに注目して取り組んでいきたい。

・人文学の研究がどのようなものか実感が湧かなかったが、今回の研修でどのようなものか知ることができた。課題研究を進めるにあたり、講師の方の疑問に思ったことを追究していく姿勢や、講義の仕方(質問の仕方、惹きつけ方など)を参考にしていきたい。

・博物館を見学して、小学校の雰囲気に懐かしさを感じると同時に、小学校が歩んできた歴史について深く知ることができた。黒塗りの教科書は見たことはあったが、塗られている文章を見るのは初めてで、戦争に関する文は黒く塗りつぶされており、教育面からも平和への意識の高まりが見えた。

・昔は昔話が学校で教えられていたことを知り、昔話を通じて多くのことを学んでいたことがわかった。昔話も大切な日本文化だと思うので、後世に伝えていくために子どもたちに読み聞かせをするなどしていきたい。


SGH発展学習(企業との連携)
~日本食の歴史と文化、経済発展を考える~

1 目 的

㈱平松食品を訪問し、工場見学や海外展開事業の講話を実施することにより、グローバルな課題への興味・関心を喚起し、課題研究テーマの理解の深化につなげる。

2 実 践

(1) 方 法

実施日 平成28年12月6日(火)

場 所 ㈱平松食品 御津工場

(2) 内 容

㈱平松食品を訪問し、つくだ煮の生産工程を見学した。その後、社長の平松賢介氏から「世界の食卓につくだ煮を」という題目でお話をいただいた。つくだ煮の歴史や今日の業界の状況から、企業としてのビジネスプラン、それに基づく海外展開事業の取組み等のお話をいただいた。質疑応答の場では、特に海外展開事業に関する質問が多く挙がり、活発な意見交換が行われた。

工場見学(つくだ煮の生産工程)

平松氏の講話

(3) 成 果

① アンケート結果(抜粋)

工場を見学して、日本食に対する意欲や関心は高まりましたか。

ア 大いに高まった。 100.0%

イ 以前と比較すれば、多少は高まった。 0%

ウ 以前と比較して、大差はない。 0%

平松氏の講話を聴いて、日本食の歴史と文化、海外展開(経済発展)に対する意欲や関心は高まりましたか。

ア 大いに高まった。 88.2%

イ 以前と比較すれば、多少は高まった。 11.8%

ウ 以前と比較して、大差はない。 0%

② 参加生徒感想(抜粋)

・工場の至るところにお客様が安心して食べられるように品質管理の工夫がされて、食品を扱うことの難しさと、心を込めて作られていることを強く感じた。

・初めてつくだ煮の生産工程を見たが、意外にも機械ではなく手作業が多く、つくだ煮ひとつ作るのに多くの時間と手間がかかっていることを知った。

・食文化だけでも国によって様々あることがよくわかった。海外で日本食を出すためには、輸出国先の食文化も理解する必要があると感じ、いろいろな観点から日本と外国の文化の違いについて考えていきたい。

・社長の「とりあえずやれることは何でもやった」という言葉を聴いて、失敗をおそれずに挑戦し続けていけば大きな成功につながると感じた。自分もその言葉を心に留めて、失敗をおそれずに様々なことに挑戦していきたい。



SGH発展学習(企業との連携)
~日本の国際貢献・国際理解、人権を考える~

1 目 的

木曜日の授業後を利用して、本校に招いた講師の話を聞きながら、自由にディスカッションすることで、課題研究テーマへの興味・関心を喚起し、課題研究テーマの理解を深めるとともに、グローバル社会で果たすべき役割と責任を探究する。

2 実 践

(1) 方 法

実施日 平成28年12月8日(木)

講 師 横井 和彦氏 名古屋入国管理局 難民調査官 講演内容 「難民について考える」

(2) 内 容

条約難民の定義や難民認定手続きなどの法規に基づいた説明や、統計資料を用いた難民認定申請の実態などについてのお話をいただいた。質疑応答の場面では、参加者からの多くの質問や意見が寄せられ、活発な議論が行われた。

(3) 成 果

①アンケート結果(抜粋)

難民の定義や難民認定について理解できました

ア よく理解できた。 38.5%

イ 理解できた。 61.5%

ウ あまり理解できなかった。 0%

日本の国際貢献・国際理解、人権に対する意欲や関心は高まりましたか。

ア 大いに高まった。 46.2%

イ 多少は高まった。 53.8%

ウ あまり変わらない、低くなった。 0%


② 参加生徒感想(抜粋)

・難民認定申請をする人の中には、妥当な理由がなく強制送還を逃れるために申請する人がいることを知った。本当に庇護が必要な人をいち早く庇護ができる仕組みをつくることが必要だと感じた。

・トルコやパキスタンなどの先進国とは言えない国が多くの難民を受け入れたので、もっと先進国が難民を受け入れてよいと思った。

・難民問は今まで他人事のように捉えていたが、日本への難民申請者の数も多く、すぐ身近なところにいるかもしれないと思うと、もっと真剣に考えなければならない問題だと思った。また、難民についての事実を周りの人に広めていく必要があると感じた。

・自分の中で、難民といえばシリア難民だったので、アジアにも難民がいると知って驚いた。日本にも多くの難民を受け入れていることを知り、ヨーロッパ情勢も無関係ではないと思った。難民が多い現状を忘れず、自分がこの問題について深く考えていきたい。

・日本には「帰宅難民」や「買い物難民」などの言葉があふれていて、本当の難民の定義が分かりづらいと思った。「難民」という言葉を安易に使ってはいけないと感じた。

・インタビューを元に難民認定しているが、本人の苦しさをどこまで理解できるかと思うと難しい問題だと思った。

・自分が進めている課題研究に新たな視点を得られた。これを生かして日本の難民受け入れについてよく考えていきたい。

SGH発展学習(国際関係機関との連携)
~日本の国際貢献・国際理解、人権を考える~

1 目 的

授業後を利用して、本校に招いた講師の話を聞きながら、自由にディスカッションすることで、課題研究テーマへの興味・関心を喚起し、課題研究テーマの理解を深めるとともに、グローバル社会で果たすべき役割と責任を探究する。

2 実 践

(1) 方 法

実施日   平成29年1月30日(月)

講 師     羽田野 真帆氏 (特非)名古屋難民支援室 コーディネーター

講演内容   「難民について考える」

(2) 内 容

日本国内で進むグローバル化や日本に暮らす難民について、難民を支援する立場からのお話をいただいた。実際に難民申請に携わっている経験から、難民の実情や難民認定の事例などもお話いただき、質疑応答の場面では、参加者からの多くの質問や意見が寄せられ、活発な議論が行われた。

(3) 成 果

① アンケート結果(抜粋)

難民支援について理解できましたか。

ア よく理解できた。 25.0%

イ 理解できた。 75.0%

ウ あまり理解できなかった。 0%

日本の国際貢献・国際理解、人権に対する意欲や関心は高まりましたか。

ア 大いに高まった。 50.0%

イ 多少は高まった。 50.0%

ウ あまり変わらない、低くなった。 0%

② 参加生徒感想(抜粋)

・日本での難民受け入れはまだ多くの課題が残っていると思った。日本はグローバル事業を進めているが、根本的な鎖国主義は消えていないと思った。

・入国管理局に在留資格がない難民を収容する場所があり、病院に行くときには手錠と腰縄をされるなど、収容のストレスは大きいことを知った。難民申請が認められないのは、本人には苦痛なことだから、日本は難民受け入れの考え方を見直すべきだと思った。

・難民について少しは知っているつもりだったが、手続きや深刻な現状など知らないことばかりで関心が高まった。難民の問題を身近な問題として関心を持ち、問題を一面的に見るのではなく、いろいろな情報を得たり考えたりしていきたい。

・難民の方に寄り添った話を聞いて心が響いた。この感情を忘れずにし、高校生の私にできることを見つけていきたい。

・日本は比較的安全だから「難民」と聞くと少し警戒心を持ってしまう人も多いと思うし、少し前も私もそうだったが、講演を聴いて少し考えが変わった。

・みんな平等に権利はあるはずだから、それを平等に扱っていける人になりたい。

・ウガンダの方のように英語を話せる人ばかりではないので、話せない人が難民認定されるのは難しいと思った。難民で苦しんでいる人が増えているので、先進国がもう少しお金を出して支援していくべきである。

SGH課題研究発表会

1 目 的

SGH事業の研究開発の実践報告及び生徒による課題研究発表を行うことにより、研究によって得られた成果を広く校内外で共有し、今後のSGH活動の充実と発展を図る。

2 実 践

(1)方 法

実施日  平成29年2月13日(月)

場 所  時習館高校

参加者  本校生徒(第1学年319名、第2学年126名)、SGH運営指導委員(2名)、全国の高校教員(4名)、

愛知県内の中学・高校の教員(24名)、県・市教育委員会関係者(2名)、大学教員(3名)

(2)内 容

・「SGアジア探究」(1年生)で取り組んだ課題研究成果の発表

・「SG国際探究」(2年生グローバルコース)で取り組んだ課題研究成果の発表

・アジア研修(マレーシア)で取り組んだ課題研究成果の発表

・SGH事業の概要説明と質疑応答

(3)成 果

1年生の課題研究発表

アジア研修発表の様子

①参加生徒感想(抜粋)

・発表で自分たちの意見を効果的に伝えるために、班で試行錯誤しながら考えたことで、プレゼンテーション能力が高まった。

・課題研究発表に向けて、考えが自分たちの主観だけにならないように、常に批判的、客観的に考えようとした。また、相手に理解してもらうためには、論理的な説明をしなければならないことがわかった。

1年生の課題研究発表

・他の班の発表を聞いているうちに、問題点に気づき、質問することができた。

・日本の文化についての発表を見て、改めて日本の文化の良さやすばらしさを感じた。ぜひ海外に伝えていきたいと思った。


②参加教員(大学関係者等を含む)アンケート結果

  生徒は課題研究発表にしっかり取り組めていたか。

  しっかりと取り組めていた      85.3%

  どちらかといえば取り組めていた   14.7%


b 各班の発表内容はどうでしたか。

  アジア研修発表の様子

  ほとんどの班が評価できる      44.1%

  どちらかといえば評価できる     55.9%


c 各班のプレゼンテーション技術はどうでしたか。

  ほとんどの班が十分である      35.3%

  どちらかといえば十分である。    58.8%

  どちらかといえば十分でない      5.9%


③参加教員等感想(抜粋)

・意見に対する裏づけの研究がよくなされていたと感じた。

・生徒たちの堂々とした生き生きとした発表に感動した。

・テーマ設定にオリジナリティがあり、興味深い発表だった。

・自分たちで考えて主張することが大切であり、大変素晴らしい取組だと思う。さらに、質疑応答で互いに深め合うことができる点はもっと素晴らしい。このような意識を持ち続けることが、大きな成長につながると思う。